心の状態が表情に現れる
- elanbeauty2019
- 9月9日
- 読了時間: 4分
更新日:10月2日
ふと鏡を見たとき、そこに映る自分の「表情」に、ぎょっとしたことはありませんか?
肌のくすみ、疲れた顔。その原因は、肌そのものではなく、あなたの「心」の状態にあるのかもしれません。
はじめまして。エステティシャン/カウンセラーのRIEです。エステの仕事を始めて22年、私はこれまで何千人もの方のお顔に触れ、寄り添ってきました。
「RIEさんの施術を受けると、肌がきれいになるのはもちろん、全身すっきりして気持ちが明るくなる」お客様から時折そんな嬉しいお言葉をいただくことがあります。
私が仕事をする上で、常に基本としている考えがあります。
それは、「肌の状態、そして特に表情は、その方の心の在り方を正直に映し出す」ということです。
長年この仕事をしていると、お客様のふとした表情から、今どんな毎日を送られているのか、どんな感情を抱えていらっしゃるのかが、自然と伝わってくることがあります。
例えば、責任感が強く、常に気を張って頑張りすぎている方の表情は、どこか硬く、こわばりがちです。
まわりの期待に応えようと自分の感情を抑え込んでいる方は、瞳の輝きが少し失われているように感じます。
寝ている間も歯を食いしばっている方は、特にエラの部分がが緊張して凝り固まってフェイスラインが変わり顔が大きくなっていることが多いです。
肌の状態は、日々のケアや努力である程度コントロールできるかもしれません。しかし、「表情」は心の真実を映し出してしまうのです。
私がなぜ、この「表情」と「心」の繋がりに気が付いたのか。それは、私自身がその不一致に深く向き合ってきた経験があるからです。
私は傍から見たらいつも元気で、エステの仕事を一生懸命で、そして楽しんいるように見えたかもしれませんが、エステサロンに店長として勤めていた13年間で心も体もボロボロになりました。
責任者としての重圧、予算達成への焦り、そして「私がやらなければ」という過剰な責任感。一方ではお客様にもっと喜んで頂くにはどうしたら良いんだろうと、そんな思いはいつも頭から離れませんでした。
ストレスで生理は止まり、椎間板ヘルニアで1ヶ月も休職し身体は不調をきたしていました。またメンタルにも影響がでました。
当時の私は、社内で何度も表彰されても、褒められても、心の奥底では常に「私なんて、まだまだだ」「何でもっと出来ないの?」と私の自己肯定感は著しく低かったのです。
表面的にはプロとして肌も手入れが行き届き、笑顔でお客様に接していました。
でもその裏で、身体は不調を抱え、心は自信がなく、本当の意味では全く満たされていませんでした。
サロンを独立してしばらく経ったとき、ある和の学びに出会いました。
それは、自分自身の内面と深く向き合い、「あり方」を整えるというものでした。
私はその学びを通して、長年私を苦しめてきた自己肯定感の低さの正体、完璧ではない自分を許せなかった心の癖を知りました。
その学びを実践する中で、私は少しずつ、自分の良いところも、悪いところも、全部ひっくるめて「これが私なんだ」と自分を認められるようになりました。
不思議なことに、心が本当に整い、自分自身との関係が良くなり、自分が変わったら、自然と周りとの関係性がより良くなっていきました。
不思議だな~と思っていたある日、電車内で窓ガラス越しに見た自分の表情で気が付きました。それは以前のようなおどおどろしい顔ではなかったんです。
内側から滲み出るでる自然で優しい表情。「心と体が満たされているシグナルは、豊かな表情なんだ」と気が付いた瞬間でした。
この経験を通じて、私は確信しました。本当の美しさ、本当の輝きとは、表面的なお手入れだけで、肌や作り上げた笑顔の中にあるのではない。人は豊かな表情を育んだ結果、自分らしく生きられるんだと。
【あなたの「表情」が、あなたに伝えていること】
自分の表情への違和感や、その消えない目の下のクマ、硬くこわばった口元、疲れた顔。それは、あなたの「心」が、あなた自身に何かを伝えようとしている、大切なメッセージなのかもしれません。
「頑張ってるね、でも、もう少し力を抜いてもいいんだよ」
「そんなに、一人で背負い込まなくてもいい、人に頼っても良いんだよ」
もしあなたが今、鏡の中の自分の表情に、ほんの少しでも違和感を覚えているのなら、今が自分らしさと向き合うタイミングなのかもしれませんね。
noteにも書いています



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