人には受け取れるタイミングがある。焦らなくても大丈夫
- elanbeauty2019
- 10月2日
- 読了時間: 4分
「変わりたい、もっと良くなりたい」
「変わらなければ」
「何をしたら変われるの?」
そんな風に、自分を急き立てて、焦りを感じていませんか?
でも、本当に大切な気づきや変化は、あなたが思うようなタイミングでは訪れないのかもしれません。
私はサロンでお客様と向き合う中で、そして自分自身の人生を振り返る中で、ずっと大切にしている考えがあります。
それは「人には、物事を受け取れる、ちょうど良い『タイミング』がある」ということです。
それは、新しい情報かもしれませんし、誰かからのアドバイスかもしれません。
あるいは、自分自身と向き合うきっかけかもしれません。
例えば、サロンで私がお客様に、「心と身体は繋がっているんですよ」
「もしかしたら、その肌荒れは心のストレスが原因かもしれませんね」といったお話をすることがあります。
あるお客様は、その言葉にハッとした表情で、
「そうなんです!どうすればいいですか?」と、すぐに興味を示してくださいます。
また、あるお客様は、その時は「ふーん、そうなんですね」と、あまりピンときていないご様子のことも。
そして、また別のお客様は、心のどこかで抵抗を感じているような、少し曇った表情をされることもあります。
どれが正しくて、どれが間違っている、ということは一切ありません。
それはただ、それぞれの人が、そのメッセージを「受け取る準備ができているかどうか」その「タイミング」が違うというだけなのです。
私自身、その「タイミング」の重要性を、身をもって経験してきました。
会社員として心身ともに疲れ果てていた頃、周りからは、「今でも十分、頑張ってるじゃない」「そんなに出来ているのに、勉強熱心だね」何度となく言われてきました。
そう言われても、「いや、私なんでまだまだでしょ」と、悩んで自己啓発本を読みあさり、「人はいつからでも、良くなれる」など書いてあっても、「じゃあ、何をすれば良くなるの?」「どうすれば良いの?」と思っていました。
当時の私には、その言葉を本当の意味で受け取ることができませんでした。
今思えば、方法論ではなく、責任感や自己肯定感の低さからくる思い込みが、私を固く縛り付けていたのです。
その頃の私にとって、それらのアドバイスはどこか他人事で、心に響くことはありませんでした。
むしろ、「できていない自分」を責められているように感じていました。
私の本当の「タイミング」が訪れたのは、会社を辞めて独立し、心身ともに限界を感じた後に出会った、「和の文化」の学びの中でした。
不思議なことに、そこで教えて頂いた多くは、以前どこかで聞いたり、読んだりしたことのある内容でした。その時の私はワークを通して、一つひとつの言葉がスーッと腑に落ちたのです。
「自分を満たすことが、全ての始まり」
「できない自分も、できる自分も、両方自分」
なぜ、同じような言葉が、その時だけ響いたのか。
それは、私が多くの経験をし、悩み抜き、もうこれ以上自分をごまかせない、というところまで来て、ようやく「受け取る準備」ができていたからなのだと思います。
だからこそ、私はお客様に接する時、決して焦りません。私が「これはきっと、この方にとって大切な気づきになるはずだ」と思ったとしても、それを無理強いすることはしません。
今はまだピンとこなくても、いつか何かのきっかけで、理解できる瞬間がくる。
または、人生のステージが変わった時に、「あの時RIEさんが言っていたのは、このことだったのか」と腑に落ちる瞬間が来るかもしれない。私は、一人ひとりが持つ「タイミング」があると思っています。
もし、あなたが今、「変わりたいのに変われない」と自分を責めているのなら、どうか焦らないでください。
あなたは、あなた自身のペースで、ちゃんと前に進んでいます。
準備として、まずは、凝り固まった心と身体を、ゆっくりと解きほぐすことから始めてみませんか?
あなたにとって最高のタイミングで、必要な気づきや変化が訪れるはずです。
noteにも書いています



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