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「頑張っているのに、なぜか満たされない」心を満たすために、私が手放したこと

  • elanbeauty2019
  • 9月16日
  • 読了時間: 6分

更新日:10月2日



仕事で成果を上げても、周りから感謝されても、なぜか心の奥が満たされない。


むしろ、「もっと頑張らなければ」と、さらに自分を追い込んでしまう。

もし、あなたがそんなループに陥っているとしたら、それは「頑張り」が足りないのではなく、何か大切なものを見失っているサインなのかもしれません。



周りから見れば成功していたり、十分に頑張っていたりするのに、本人は「自分はまだまだだ」「全く満たされない」と感じている、という深い葛藤です。


それは私自身が、その「満たされないループ」のど真ん中で、長年もがき続けてきた経験から思うことです。


会社員として化粧品メーカーの直営サロンで責任者をしていた頃、私は常に結果を求め、走り続けていました。厳しい予算を達成し、社内で何度も表彰されたり、エステの大会でセミファイナリストになったこともあります。


お客様や上司からは「RIEさんがいてくれて助かる」「あなたに任せておけば安心だ」と、信頼の言葉をいただくことも多かったです。



客観的に見れば、「満たされている」状態だったのかもしれません。

しかし、当時の私の心の中は足りない気持ちでいっぱいで、満たされることはありませんでした。


どんなに褒められても、「いえ、まだまだです」「今回は運が良かっただけです」と、けして謙遜な気持ちからでななく、成果を素直に認められなかったんです。


そして達成感は一瞬で消え去り、すぐに次なる目標へのプレッシャーと、「もっと成果を出さなければ、私の価値はない」という焦燥感でいっぱいでした。


自分でも、なぜこんなに満たされないのか、その理由が分かりませんでした。


この「満たされないループ」は、真面目で、責任感が強く、そして心優しい人ほど、陥りやすい罠なのかもしれません。



「満たされない」の正体は、どこにあるのか?

私が長年感じていた「満たされない」という感覚の正体、それは、「自分以外の『何か』で自分を満たそうとしていた」という、根本的な間違いにありました。



具体的には、他者からの承認や評価上司からの評価、お客様からの感謝、社内での表彰…


私はこれらの「外側からの承認」を得ることで、自分の価値を確認し、心を満たそうとしていました。

しかし、他者からの評価は移ろいやすく、常に得られるとは限りません。

それを追い求め続けることは、終わりのないものを追いかけるようなものでした。



達成感や成果予算達成、売上目標、大会での実績…

私は、これらの「目に見える成果」によって、自分の有能さを示し、心を満たそうとしていました。

しかし、成果による高揚感は一時的なもの。

すぐに次の、より高い目標が設定され、達成できなければ自己嫌悪に陥る。これは、非常に不安定な心の土台でした。



「誰かの役に立っている」という感覚

「私がやらなければ」「私が助けなければ」この「貢献意欲」は素晴らしいものですが、当時の私の場合、それは自己肯定感の低さからくる「自己犠牲」と表裏一体でした。


誰かの役に立つことでしか自分の価値を感じられず、自分をすり減らすことで、かろうじて心の空虚感を埋めようとしていたのです。



これらは全て、自分の外側にある「条件」です。

「~を達成したら」

「~と評価されたら」

「~の役に立ったら」、自分は満たされるはず。


そう信じて頑張り続けても、その「条件」が満たされなければ不安になり、たとえ満たされても、それは一時的なものでしかない。だから、いつまで経っても、心の底から満たされることはなかったのです。



【私が手放した、たった一つのこと】

では、どうすれば、このループから抜け出せるのか。

私が学びと実践の中で見つけ出した答えは、とてもシンプルでした。


それは、「自分を外側の何かで満たそうとすることを、やめる」ということ。

そして、代わりに「自分自身の内側から、自分を満たす」という視点に切り替えることでした。


私が手放したのは、「もっと頑張らなければ」という思考ではなく、

「頑張った結果(評価や成果)で、自分を満たそうとする」という考え方そのものだったのです。


そのために、私が意識的に始めたのは、

・どんな自分も、まず「認める」練習成果を出せた自分も、失敗した自分も、元気な自分も、疲れている自分も。

どちらが良い・悪いとジャッジせず、「今は、そうなんだな」と、ただ事実として認める練習を始めました。


「出来ない自分も、出来る自分も、両方私なんだ」と気づいたプロセスです)


・「自分褒めワーク」の実践大きな成果だけでなく、「今日も一日頑張った」「朝、ちゃんと起きられた」といった、当たり前のような小さなことを、一つひとつ自分で見つけて、認めてあげる。


自分の「感情」に耳を傾ける「今、私は何を感じている?」「本当はどうしたい?」と、外側の期待ではなく、自分の内なる声に意識を向ける時間を意識的に作りました。


・「休む」という選択を、自分に許可する

「何もしていない自分」にも価値がある、と信じる。休息は、次へのエネルギーを蓄えるための、大切な「仕事」なのだと、考え方を変えました。


これらの実践は、すぐに劇的な変化をもたらしたわけではありません。

しかし、地道に続けるうちに、私の心の中に、これまでとは違う種類の、穏やかで、温かい感覚が、少しずつ育っていくのを感じました。


それは、誰かから与えられるものではない、自分自身の内側から湧き出てくる、静かな「自己肯定感」でした。



「満たされる」とは、結果ではなく「状態」である

もしかしたら、あなたも、かつての私のように、心のコップに空いた穴を、外側からの水(承認、成果、貢献)で、必死に満たそうとしているのかもしれません。

でも、その穴が塞がらない限り、水は注いでも注いでも、流れ出ていってしまいます。


その穴を塞ぐことができるのは、他の誰でもない、あなた自身です。

どんな自分も「それでいい」と受け入れ、自分自身の内なる声に耳を傾け、自分を慈しむこと。それが、心のコップの穴を塞ぎ、内側からじわじわと泉が湧き出るように、あなたを満たしていくプロセスです。


満たされるということは、何かを達成した「結果」ではなく、どんな自分であっても、自分自身と繋がり、受容できている「状態」のことなのだと、私は今、心からそう感じています。


「頑張ること」を手放す必要はありません。

ただ、その素晴らしい力を、自分をすり減らすためではなく、自分と周りの両方を、心からの喜びで満たすために使っていく。


何かひとつでも初めてみるのも良いですし、やってみて出来なかったら、今のタイミングではないかもしれません。


やってみることで分かる事があると思います。



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